20歳未満の飲酒は法律で禁止されています
【香り】
全体の印象は甘やかだが引き締まったスパイシーな香り。ミズナラ由来の香気と酒本来の香気が最初から融合し、樽由来の香気に清涼感やスパイシーさを与えている。その中には、香ばしいドライナッツの香気が広がり、次いでドライアプリコット、レーズン、干しリンゴ、干し柿の様なドライフルーツ香を思わせる香気と、ヨード香やヴァニラの香気は控え目で優しく、クローヴの様なスパイス香がほんのり顔を見せる。少し焦げたようなスモーク香もやさしく感じられスパイシーな印象を与えている。
【味わい】
最初口に含むと、はっきりとした甘味とやさしい旨味の広がりから、徐々に酸味が強調されシャープでドライな印象を広げる。舌触りはとても滑らかで繊細な印象。中盤でははっきりとした酸味と苦味が融合し後口へと続き、程良い甘味と旨味を纏いながら奥行をつくり出している。アフターでは最後にキリリと引き締まったドライな後口が支配する。コーヒーを飲んだ後の様な大人の余韻を楽しめる印象。
【全体像の特色と熟成による期待値】
この酒の特徴は繊細ながらもはっきりとした香味の特徴が出ているところ。特に酸由来の軽やかさと樽由来の甘やかで深みのある部分はこの酒の真骨頂であろう。熟成への期待値としては、アミノ酸がやや多めなため熟成すると苦味が強調されてくると思われる。特に大人の熟成酒的な方向性が活かされるのではないかと思う。低温熟成でこれから5~10年後を見てみたい。おそらく、トロトロとしたまろやかさに酸味と苦味の融合が完成され、全く違う印象になることが期待できる。